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2006年12月 1日 (金)

広い葡萄畑は、すっかり枯れている。一所では ボランティアの人か 帽子を被った人たちが、草取りをしている。

畑の脇に 机と長いイスが 幾つか在り 屋根もあって日影なので、そこへ陣取る。

すでに何人かの人が、静かに 句の仕上げをしていた。

それにしても 修道士の人たちは 何処にいるのか さっぱり姿を見せぬ。立ち入り禁止の扉の向こうで お祈りをしているのか? ぶどう酒造りに励んでいるのか?ついに 最後まで 一人も見なかった。

          日除け帽 目深に草取る 奉仕団

          修道士の 姿も見えず 枯れ葡萄

その後 何人かの人たちが、葡萄畑の向こうの お墓を見て来たと云うので 私も重い腰を上げた。

細葉(?)に 囲まれた一郭に ひっそりと五十あまりの 低いキリスト教の石の墓があった。墓石の表には 和名とヨゼフ・・・・など 書いてある。 日本人のも外国人のも 多くあった。

遠い国から来て ここで骨を埋める事になるとは! けれども 深い信仰心に 裏ずけられた 彼らの最後は 心安らかなものだっただろう。

私も 静かに冥福を祈った。

          戒名は 洗礼名や 蝉時雨

       

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